「由布のお宿 ほたる」とは?湯布院の離れ宿、自慢の自家源泉100%かけ流しの露天風呂付客室が敷地に点在し、由布岳の眺望も抜群です。

文・「貸切温泉どっとこむ」主宰・大竹仁一
  1. 由布院らしい離れのお宿
  2. バラエティ溢れる客室
  3. 極上の温泉と貸切風呂と客室露天
  4. 由布岳の眺望が優れた絶好のロケーション
  5. 旬の素材を活かした懐石料理
  6. よく考えられた接客サービス

1.由布院らしい離れのお宿

九州にありながら、日本国中からお客が集まる全国区の人気を誇る由布院温泉。
いまや、中国、台湾、韓国はじめ東アジア圏の方はもちろん、欧米からの旅行者も目立つようになってきた。
その人気の秘密のひとつは、やはり、その温泉地ならではの独特の雰囲気。
日本でありながら、どこかヨーロッパの田舎のような牧歌的な環境と、のんびりした風情。
そして、なぜか心落ち着く空気感が漂っているのだ。
その温泉地には、鉄筋コンクリートの高層階の箱型旅館よりも、木の温もりを感じさせる小さな離れのある宿が似合う。
「由布のお宿 ほたる」は、まさに「The由布院」と言えるほど、この温泉地の“らしさ”が満ちている。
客室個別ごとに、完全な離れではないが、客室棟としては4つあり、フロント棟から、それぞれ屋根つきの回廊を利用して向かうことになる。
冬はちょっと寒いかもしれないが、澄んで美味しい自然の空気をそのままカラダに浴びることの幸せを感じてほしい。
この本館12室(1〜3号棟)、洋館(素泊まり専用棟)8室、合計20室の小さな湯宿は、由布院の隠れた人気旅館として注目を浴びているようだ。

2.バラエティ溢れる客室

「由布のお宿 ほたる」の客室タイプは、大きく分けて5つ。
フロント棟に一番近い1号棟はニ階建て。
その一階は、バリアフリー対応の客室が1室。足腰が不自由な方にはありがたいベッドが置かれている洋室となっている。
二階には、由布岳を望む檜の半露天風呂を備え、畳スペースもある和洋室が二部屋揃う。
2号棟は平屋で、その3部屋にはすべて岩造りの露天風呂付き客室となっている。
そして、フロント棟から一番遠い3号棟は、やはり2階建てになっており、一階には、2号棟と同じく、岩造りの露天風呂付き客室が4室並ぶ。
このような露天風呂付き客室は、やはりご夫婦やカップル客に人気のようだ。
二階には、ニ間続きの和室が2室用意されている。この客室は、宿一番の眺望が自慢だ。広いのでファミリーや、グループ客に評判がいい。
このように、用途に合わせて、客室選びができるのも、この宿の強み。
しかし、最近よく見かけるようになったお洒落なデザイナーズ旅館でもないし、高価なインテリアが置かれている部屋ではないが、よく清掃されているせいか、清潔感も充分にあって、なんとも落ち着ける客室であることは確かだ。
また、素泊まりで、低予算で由布院を体感したいなら、洋館での宿泊はいかがだろうか。
驚くほどのリーズナブルな料金で利用できるのだ。
お一人様宿泊もOKなので、ビジネス客もこの洋館棟を使う方も多いという。
なぜなら、本館の露天風呂や貸切風呂も自由に利用できるからだ。

3.極上の温泉と貸切風呂と客室露天

由布院は、その温泉の泉質にも人気がある。
この地は、アルカリ性の温泉がほとんどなのだが、「由布のお宿 ほたる」の温泉も、やはりアルカリ性単純温泉。
でも、その温泉は、他の旅館の温泉と比べても明らか。
入浴すれば、わかることだが、その湯の感触、肌触りがなんとも優しい。
pH(ペーハー)9.7という数字が示すように、由布院一と言えるほどの“なめらかさ”を感じさせる湯なのだ。
いわゆるトロッとした感触は、一度湯浴みをしたら、忘れられないだろう。
この貴重な温泉は、もちろん源泉100%かけ流しで、湯舟に注がれている。
男女別の露天風呂(夜は貸切露天風呂に変身)、貸切風呂、そして客室露天風呂すべてが、循環ろ過をしない、そのままの源泉を使っている。
大型旅館にありがちな、お湯を塩素消毒してリサイクルする温泉ではないということなのだ。

4.由布岳の眺望が優れた絶好のロケーション

由布院温泉の旅館は、いくつか由布岳の眺望を自慢したり、キャッチフレーズにするところは多い。
その由布岳は、温泉の恵みをいただけるところから畏敬の念を持っている地元の人が多い。
もちろん、旅行者にも、温泉地のシンボルとして、記念写真の定番ともなっている。
その由布岳が、ここほど美しく見えるところは少ない。
実は、「由布のお宿 ほたる」は、傾斜地に建っている。
一番高いところにフロント棟があり、客室のある1号棟、2号棟、3号棟・・・と下っていくような斜面に建物があるのだ。
だからこそ、野球やサッカーのスタジアムと同様、ほとんどの客室で由布岳が見えるようになっている。
しかも、その手前には、田園風景や森が広がり、民家がほとんど目立たない。
これぞ、まさに“絵になる風景”と言えるだろう。
でも、由布院といえば、霧で有名な盆地。当たり前だが、天候により、いつでも由布岳の頂上が見えるわけではない。
しかしながら、その霧の隙間から見えるシルエットは、息を飲む美しさだ。
この眺望だけで、この宿を選ぶリピーター客も多いと聞いた。

5.旬の素材を活かした懐石料理

「由布のお宿 ほたる」の料理は、和食の懐石膳。
大分の海の幸はもちろんだが、豊後牛などの高級素材も味わえる。
さらに由布院のとれたてのフレッシュな野菜を使った料理は、多くの女性客に支持されている。
飾り気はないが、料理長のマジメさが伝わってくるような献立が多い。
思えば大分という土地は、温泉に恵まれているだけでなく、極上な料理素材を容易に手に入れられるところでもある。
特に旬の素材の良さを活かした料理は、温泉の質の良さとともに、旅の思い出に残るに違いない。
夕食、朝食ともに、フロント棟にある食事処でいただく。
落ち着いた雰囲気の中でいただく料理は、お客の食べるペースに合わせて、絶妙のタイミングで運んできてくれる。
朝食も和食膳となるが、新鮮な焼き魚はじめ、シンプルながらカラダに良さそうな献立ばかりだ。

6.よく考えられた接客サービス

温泉、ロケーション、客室、料理・・・と、温泉旅館を評価する指標としてよく点数を付けたがるクチコミサイトがあるが、基本はやはり“人”に尽きる。
いくら温泉や料理がよくても、それを提供してくれるスタッフがいなければ、楽しく宿で過ごせない。
旅館での接客スタッフは、ある意味、“演出家”でなければならない。
自然と寛げる、ゆったりと時間を遊ぶ事の愛おしさを、お客に感じさせなければならない。
由布院の旅館は、ここ最近の人気に驕り、なおざりな接客で人気を落とすところもあるという。
ところが、「由布のお宿 ほたる」には、そんな心配はない。
ここには、温泉旅館に必須な“謙虚さ”が備わっているからだ。
「全国にたくさんある温泉旅館の中で、この宿を選んでいただいた」という、感謝の念が、この宿に溢れているからだ。
それは、社長自ら、スタッフの先頭に立って、接客しているからに他ならない。
社長業というには、経営はもちろん、宣伝、総務などやることはたくさんある。
接客そのものをする社長は、減ってきたことは必然なのだろう。
ところが、この宿の社長は、その若さで、スタッフをぐいぐい引っ張っているようだ。
リーダー自ら、前面に立つ宿は「強い」。
この社長がいるからこその、極上のサービスがある事が、「由布のお宿 ほたる」の最大のセールスポイントなのかもしれない。

電話番号:0977-84-5151 公式HP直接予約特典
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由布院温泉/由布のお宿ほたる
〒879-5114
大分県由布市湯布院町川北1791-1
Tel 0977-84-5151
Fax 0977-84-5254
Mail yufu-no-oyado-hotaru@yufuin-hotaru.com

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施設概要

フロント棟
フロント、お食事処、お土産処
客室棟
3棟(全12室)
和9室(露天風呂、トイレ付き7室/バストイレ付き2室)、和洋2室(半露天風呂、トイレ付き2室)、洋1室(バリアフリートイレ付き1室)
大浴場
男女別露天風呂「星眺みの湯(男湯)」「月眺みの湯(女湯)」=合計2箇所
貸切風呂(家族風呂)
「由布の湯」「鶴見の湯」=合計2箇所
エステルーム
ペアルーム
収容人数
35名
駐車場
20台

お肌ツヤツヤ!美人の湯

泉質/アルカリ性単純温泉
源泉の温度/51.9℃
湧出量/70 リットル/分
水素イオン/pH9.7
効能/神経痛、関節痛、冷え性、 疲労回復など・・・


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